Dentures
精密部分入れ歯
(テレスコープ義歯)
精密部分入れ歯
(テレスコープ義歯)
こちらのページは部分入れ歯に関するページです。
総入れ歯に関するお悩みをお持ちの方は下記ページをご覧ください。
大切な歯を失うことは何にも比較できないほど悲しいことだと思います。特に30代や40代といった若い年齢での歯の喪失は、心身ともに大きな打撃を受けることでしょう。
しかしながら、悪性の歯周病や多発性のむし歯で歯を失う方は少なくありません。
入れ歯を使用することで、咬み合わせの回復を促し、口内の美しさを保ちます。
しかし、ただ入れ歯を使用するだけでは、すぐに入れ歯が外れてしまい、思うように噛めない状態が続くこともあります。
私は長野県の自然あふれる木曽の無歯科医村で生まれ育ち、地元に貢献したいという想いから故郷の地で開業しました。 当院は小さいながらも、一人ひとりに丁寧な治療を行うことをモットーにしています。入れ歯治療において、美しく、長持ちする入れ歯を提供し、患者様の生活の質を向上させることを目指しています。
また、当院では部分入れ歯に「ドイツ式入れ歯(テレスコープ義歯)」を採用しており、県外や市外(木曽以外の伊那、塩尻)からも多くの患者様が通院していただいております。
歯を失った際の治療法には、入れ歯、ブリッジ、インプラントなどがあります。
入れ歯やブリッジには、保険診療と自由診療があり、選択肢が多く、迷われる方も多いかと思います。
当院では、患者様がきちんと噛めるようになり、将来も続けて噛める状態を維持することを第一に考えます。
そのため、患者様のお口の状態や生活、健康状態を考慮した上で、最適な治療法をご提案しています。
例えば、歯だけを見た場合、インプラントが適しているケースでも、患者様の生活や健康状態を考慮し、入れ歯やブリッジを採用することもあります。
患者様のご希望にも配慮し、それぞれのメリット、デメリットを考慮し、最善の治療法をご提供いたします。
当院の入れ歯には、歯科先進国ドイツで開発された「ドイツ式入れ歯(テレスコープ義歯)」を採用しています。
ドイツ式入れ歯は、金具を使わずに残っている歯に密着するため、歯を長持ちさせることができます。また、食べかすなどが入らないため、清掃が容易であり、自分の歯のように噛めることが特徴です。
ドイツ式入れ歯は、二重冠を使うことにより、従来の金具をなくすことができます。二重冠を実現するためには、支えとなる歯を削る必要があるため、時間と費用がかかるというデメリットもあります。
しかし、精密な義歯を製作することにより、保険適用の部分入れ歯はもちろん、他の入れ歯よりも安定した咬み合わせを実現できます。
ドイツ式入れ歯は3つの種類があります。その3種で、数本だけ入れ歯にしたい方から、逆に数本しか歯が残っていない、歯がボロボロの方まであらゆる症例に対応することが可能です。
●フィット感と見た目
ドイツ式入れ歯は、見た目にわかる金具を使用せず、歯に密着するため非常に自然な見た目とフィット感が実現できます。周囲の人にも気づかれにくく、安心して笑顔を見せられます。
保険適用の部分入れ歯は金具を使用しているため、入れ歯であることが目立ちやすく、心理的な抵抗を感じることがあります。
●咬み合わせの安定性
ドイツ式入れ歯はしっかりフィットするため、食事中でも安定して噛むことが可能です。硬い食べ物にも対応できるため、食事の楽しみが広がります。
保険適用の部分入れ歯は金具に頼るため、噛む力によって動くことがあり、咬み合わせが不安定になることがあります。このため、硬いものを噛むのが不安になる場合があります。
●お手入れのしやすさ
ドイツ式入れ歯は食べかすが詰まりにくく、日々の手入れが簡単です。1日1回外すだけで清掃が済むため、負担が少ないです。
保険適用の部分入れ歯は金具の隙間に食べかすが詰まることが多く、こまめなお手入れが必要になるため手間がかかります。
●費用の違い
ドイツ式入れ歯は、自費診療に分類されるため高額ですが、その分、質の高い材料が使用されています。それに加えて、高度な技術、知識を持つ歯科医師と、熟練した技工士が手作業でオーダーメイドの精密な入れ歯を作成するため、費用が上がります。
保険適用の部分入れ歯は、保険の範囲内で提供されるため比較的安価ですが、素材やデザインに制限があります。
ドイツ式入れ歯は3種類あり、患者様の口の状態やニーズに合わせて最適な方法をご提案します。
このタイプは、円錐形の内冠と外冠という2つのパーツでできています。これにより、歯にしっかりと密着し、目に見える金具を使わずに固定することができます。自然な仕上がりで、装着感も良いため快適に使えます。
もし歯を失った場合でも、修理を行うことでそのまま使い続けることができるという特徴があります。長期間使用して、歯の状態が変化しても対応可能なので、耐久性に優れた入れ歯をお探しの方に適しています。
保険の部分入れ歯は噛めない、入れ歯の金属の留め金が見えるのが嫌!
リーゲルテレスコープは、入れ歯に小さな鍵(かんぬき)が内蔵されており、入れ歯をしっかり固定します。装着時の安定感が高く、食事中でも動く心配が少ないです。さらに、簡単に取り外しができるので、日々のケアがしやすいのも特徴です。
歯周病がある方や、神経の治療をした弱い歯にも対応できます。歯の状態が悪くなりがちな方にも、安定して装着できるため、特に口腔内の健康に課題を抱える方にとっても有効な選択肢です。
※リーゲル(Riegel)とはドイツ語で閂(カンヌキ)のことであり、これを維持装置として用いています。
保険の部分入れ歯は歯茎に当たって痛い、安定して噛めなかった…
レジリエンツテレスコープは、歯を削らずに入れ歯を装着できるタイプです。残っている歯に負担をかけず、歯を長く残したまま使い続けることができます。特に、少数の歯が残っている方に向いている方法です。
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入れ歯が合わない原因は、咬み合わせを考慮して入れ歯を製作できていないことにあります。
入れ歯が合わないという悩みを解消するために、当院では咬み合わせに着目した入れ歯製作を行っています。咬み合わせが正確でないと、入れ歯が合わなかったり、違和感を感じたりすることがあります。
咬み合わせを考慮して製作する場合、具体的な順序は以下のようになります。
フェイスボウを用いて、頭蓋顔面と上顎の関係を記録し、また下顎の中心位を採得し咬合器に装着します。この操作で下顎は理想的な位置におかれ、顎関節の負担を軽減できると同時に咀嚼筋や口腔周囲筋の機能を正常に戻すことができます。それに伴い全身のバランスが良くなるということになります。
咬合器は半調節性咬合器を用いて、下顎の運動を忠実に再現します。これにより入れ歯のスムーズな咬み合わせを再現します。顎堤や歯列と顎関節の関係を再現し、関節の動きに合わせた正確な咬み合わせを実現します。
当院の歯科医師は咬み合わせを根本から学び、精度の高い入れ歯を制作する歯科スタディーグループ(IPSG包括歯科医療研究会)に所属しております。
全国で認定された約20名のVIP会員として、毎月2回入れ歯技術を研鑽する研修会、症例検討会しております。
日本顎咬合学会(2016年)
演題:
「少数歯残存症例に有効なレジリエンツテレスコープを用いた交差咬合改善義歯」
患者様に最適な入れ歯を提供するために、歯科技工士と密に連携し、スムーズな入れ歯制作を実現しています。
当院と提携している歯科技工士との綿密なコミュニケーションを図り、患者様の歯の状態や希望に合わせた入れ歯を製作しております。
また、最新のデジタル技術を駆使し、より精密で高品質な入れ歯を作成することができます。
患者様が安心して入れ歯を使用できるよう、入れ歯の適合確認や調整を細やかに行い、より良い入れ歯治療を提供しています。
当院では、歯周病が疑われる場合、入れ歯治療を行う前に歯周病の根本治療手段として歯周病菌のDNA診断を実施しています。
入れ歯以外の選択肢として、インプラント治療も行っております。
入れ歯とインプラントでお悩みの方は、よろしければインプラントページもご覧ください。
様々な治療の選択肢がある中で、患者様に最適な治療をご提案します。お電話やメールなどでお気軽にご相談ください。