Periodontal disease
歯周病治療

当院では歯周病の根本治療手段として歯周病菌のDNA診断を実施しています。(リアルタイムPCR法)

従来の歯周病検査

歯周病の進行度合いの診断は今まで、針でチクチクさして、歯周ポケットの深さを測るプロービング検査が主でした。

この検査は計測する歯科医師や歯科衛生士によって、検査の値がかなり変わります。

また、歯周病菌によって病的な状態になり、出血しやすくなっている部分を刺すことで出血させ歯周病の程度を調べます。

ゆうあい歯科では7年ほど前から位相差顕微鏡で歯周ポケットの中の微生物の状態を調べ、その状態に応じて抗菌剤や歯磨き剤による感染微生物の除菌を行い、プロービング検査をして歯石取りを行ってきました。

位相差顕微鏡で見る細菌叢は色々な菌が見え、ブラッシングのモチベーションは非常にあがります。除菌後の細菌叢との違いも顕著です。

しかし菌達は名札をつけていないため、同じ形の菌でも悪玉菌か善玉菌かの区別ができません。そこで悪玉菌しかいないと言われるらせん状菌の有無で診断を行ってきました。

しかし、患者様の中にはらせん状菌はほとんどいないのに、歯ぐきの状態が悪い患者さんがいらっしゃいます。そのために、そのほかの悪玉菌を確認する方法が必要になりました。

当院の歯周病検査

その方法がリアルタイムPCR検査です。

ゆうあい歯科医院ではMicroexam社に依頼することで、歯周病の原因菌の中で最も悪玉菌であると言われている6菌種のDNA診断を行うことが可能になりました。

それが下記の6菌種です。

  • Treponema denticola(トレポネーマ・デンティコーラ):顕微鏡で確認できるらせん状菌
  • Porphyromonas gingivalis(ポルフィノモナス・ジンジバリス)
  • Tannerella forsythus(タンネレラ・ファーサイシア)
  • Aggregatibacter actinomycetemcomitans(アグリゲイトバクター・アクチノマイセテムコミタンス)
  • Prevoterlla intermedia(プレヴォテーラ・インターメディア)
  • Fusobacterium nucleatum(フソバクテリウム・ヌクレアタム)

この検査を行うことにより、数値で歯周病のリスクを知ることができるようになり、診断がしやすくなりました。

ところであなたは、今まで歯周病で治療を受けましたか?

正確な診断を受けましたか?もし受けたとするとその治療で歯周病は治りましたか?

治った人はもう読まなくても大丈夫です。あとは今の状態を保ってください。もし治っていない、まだ受けていないなど、今の状態に不満がある方はお読みください。

当院では今、歯周病菌の顕微鏡検査(無料)と歯周病菌の遺伝子診断(有料、自費診療)をおすすめしています。

顕微鏡検査

見るとびっくりします。顕微鏡検査なしの歯周病治療に戻れなくなります。

顕微鏡検査は無料で受けられます。検査後の治療も今までとは少し違います。内科的な治療が中心になります。当院はなるべく抜かない・切らない・痛くないをモットーにしています。

歯磨きを一生懸命やっているのによくならない。切ったり抜いたりするのはいやだ、という方はお問い合わせください。

治療期間

平均通院回数・期間:5回、2ヶ月程度

歯周病治療の料金

参考図書