重度の歯周病のため若くして全歯抜歯・・・人生が変わる「入れ歯治療」

重度の歯周病のため若くして全歯抜歯・・・人生が変わる「入れ歯治療」

IPSG総義歯(総入れ歯)ライブ実習コースに参加

2023年7月15日~18日の3日間
IPSG総義歯(総入れ歯)ライブ実習コースに参加しました。

この実習コースでは、私たちは尊敬する稲葉教授の臨床をみっちり勉強します。患者さんの初診から総義歯セットまでをライブで見学できる、年に一度の特別な実習コースです。私はこれで3回目の参加となります。

特にこのコースの中には、世界で唯一最高の上下顎同時印象が含まれています。新しいゴシックアーチトレーサーを用いて行うのでとても楽しみです。

重度の歯周病のため若くして全歯抜歯した患者さんを治療

患者さんは三十代の女性で、重度の歯周病のため若くして全歯抜歯になりました。彼女は幼少期から歯の問題に悩まされてきたとのことで、実習室に入ってきた時も憔悴しており、元気がない様子でした。

※彼女のプライバシーを守るために写真は掲載しません。

新しいゴシックアーチトレーサーは、IPSGの会員以外には馴染みがないかもしれません。

この装置を用いて上下顎同時印象を行うのですが、もっとすごいのは印象をフェイスボウトランスファーしてプロター咬合器に一気に装着してしまいます。こうすることにより印象の誤差、咬合採得の誤差、咬合器付着時の誤差がすべて回避できます。

採得された印象体です。総義歯に必要な部分が全て表現されています。これを直接咬合器に付着して模型を作ります。

配列の終わった義歯です。シュトラックデンチャーの咬合様式で配列されています。

完成した義歯・シュトラックデンチャーです。素晴らしく綺麗です。

人生が変わる義歯に出会えた

この義歯は患者さんの口腔内にセットされ、違和感なくぴったりとフィットしました。

患者さんは、感激のあまり泣いてしまいました。

今まで歯のこと、口のことでとても苦労してきたそうです。人生が変わる義歯に出会えたことに感謝したいとおっしゃっていました。

稲葉教授に感謝です。これを見て、私も一歩でも近づけるように、日々精進していきます。とても濃い3日間でした。

当院では稲葉教授から学んだ咬合の技術を取り入れた入れ歯治療を提供しています。詳しくは下記をご覧ください。

筆者プロフィール

著者

ゆうあい歯科医院
井出 隆一郎

■経歴
  • 1988年 東北大学歯学部卒
  • 2001年 ゆうあい歯科医院 開院
■所属・資格
  • IPSG包括歯科医療学会 会員
  • 日本顎咬合学会噛み合わせ認定医
■患者さまへのメッセージ

当院は長野県木曽郡木曽町にある歯科医院です。IPSG包括歯科医療研究会に所属をしており、一般的な歯科領域のみだけでなく、“顎関節症”、“テレスコープシステム”、 “総義歯”、“摂食嚥下”を4本の柱とした包括歯科治療を行う事目指しています。