金具の見えない目立たない入れ歯③~レジリエンツテレスコープ義歯~

金具の見えない目立たない入れ歯③~レジリエンツテレスコープ義歯~

通常1―4本程度の残った歯にクラスプと呼ばれる金具をはめ、入れ歯を固定しようとすると、クラスプによってそれらの歯に横や斜めの力がかかり、歯が早く抜けてしまうということが起こります。このようにして、歯はどんどん減少してしまいます。

これを防ぐために、レジリエンツテレスコープはコーヌステレスコープのように二重冠にします。
コーヌステレスコープの内冠と外冠は隙間なく接触していますが、レジリエンツの外冠と内冠は僅かな隙間を空け、内冠にかかる力を逃がすようにします。
こうすることで今ある歯を長持ちさせようとします。

 

歯が抜けてしまうとその周りの骨も無くなってしまい、入れ歯を保持する力も弱くなってしまいます。

レジリエンツテレスコープ義歯は万一、歯を抜歯することになっても修理することでそのまま使用することができます。通常の入れ歯は再製作することになります。

 

当院の入れ歯治療の詳細はこちらから。

筆者プロフィール

著者

ゆうあい歯科医院
井出 隆一郎

■経歴
  • 1988年 東北大学歯学部卒
  • 2001年 ゆうあい歯科医院 開院
■所属・資格
  • IPSG包括歯科医療学会 会員
  • 日本顎咬合学会噛み合わせ認定医
■患者さまへのメッセージ

当院は長野県木曽郡木曽町にある歯科医院です。IPSG包括歯科医療研究会に所属をしており、一般的な歯科領域のみだけでなく、“顎関節症”、“テレスコープシステム”、 “総義歯”、“摂食嚥下”を4本の柱とした包括歯科治療を行う事目指しています。