テレスコープ義歯（ドイツ式入れ歯）を治療する際に患者様に、「リーゲルテレスコープ義歯とコーヌステレスコープ義歯の違いって何？」と聞かれることが多くなってきましたのでブログにも掲載していこうと思います。

 

まず２つの義歯を並べてみます。

どちらが「リーゲルテレスコープ義歯でコーヌステレスコープ義歯」でしょうか？

正解は、左が「コーヌステレスコープ義歯」右が「リーゲルテレスコープ義歯」です

外見はあまり変わりません。

 

外冠を外してみます。

左がコーヌスで右がリーゲルです。

コーヌスは内冠同士が連結していません、リーゲルは内冠同士が連結しています。

コーヌスは片側の場合、中間欠損に用いられます。それに対してリーゲルは遊離端欠損に使われます。

 

外冠を内側から見てみます。

左がコーヌスで右がリーゲルです。

リーゲルの方にはレバーが付いて内冠とレバーで連結します。コーヌスは内冠と外冠は摩擦力で止まっています。

リーゲルは遊離端欠損に有利で、コーヌスは中間欠損に有利です。